■コンクリート下地施工の場合
【下地の処理及び準備】
1.風雨や直射日光の影響を受ける屋外へ施工する場合は、当該部分に適切な養生を行います。
2.下地表面の脆弱部分、塵埃、硬化不良部分、汚れ、剥離剤などは、接着障害の原因になりますので、清掃及び目荒らしを確実に行い、取り除きます。
3.下地の精度は長さ3mにつき7mm以内とします。
チェック:段差、不陸が著しい場合はJIS A 6916:2000のセメント系下地調整厚塗材CM-2の品質基準に適合した既調合ポリマーセメントモルタルを使用して下さい。
4.下地に吸水調整材の塗布を行い、下地の吸い込みを調整します。吸水調整材は当社のモルメントEV-300Nをご使用下さい。
【混練り】
1.標準配合比に従って粉体に水を徐々に加え混練りします。
2.約5分おいた後に、再度混練りします。
チェック:・1回に混練りする量は、1時間以内に使いきれる量として下さい。
・1時間以上経過した混練りモルタルは使用しないで下さい。
【モルタルの塗布】
1.先ず張り付けモルタルを下地に薄くコテで押し付け、しごき塗りを行います。
2.左官ゴテを用いて標準塗布厚になるように均一に塗布します。
標準塗布厚 小口平タイル、二丁掛タイル:5~8mm
3.1回当たりの塗布面積は2~u以内とします。
【タイルの張り付け】
1.張り付けモルタルの塗布後、タイルを1段置きに張り始め、数段張り付けた後に間のタイルを張り付けます。
チェック:張付け可能時間は環境温度により異なりますので、前もって確認して下さい。
2.張り付けたタイルは、タイル用振動機(ビブラート)などを使って充分に圧着します。
3.時々タイルを剥がし、張り付けモルタルの付着状態を確認します。
チェック:裏足の高いタイルを施工する場合は、改良圧着張りを検討して下さい。
【目地直し】
1.目地直しは張付けモルタルが硬化する前に行います。
【清 掃】
1.張り付けモルタルの硬化を見計らい、タイルが動かなくなった時点で目地さらえ及びタイルの清掃を行います。
【施工後の養生】
1.施工完了後3日以上、外力が加わらないように養生します。
【目地詰め】
1.3日以上養生した後、目地詰めを行います。
プレモルK-3を使用する前に以下の項目に注意して下さい。
●指定用途以外に絶対に使用しないで下さい。
●品種の異なる材料と混合しないで下さい。
●5~35℃の環境で使用・保管して下さい。
●取扱い場所及び作業箇所は換気をよくして下さい。また、施工後も数日間は充分な自然換気を行って下さい。
●使用時は防塵マスクや保護手袋を着用して下さい。
●強いアルカリ性ですので、肌荒れやカブレを起こすことがあります。直接皮フに触れないようにして下さい。
●開封したものは、できるだけ早く使い切って下さい。
●湿気を避け水濡れがないようにして、乾燥した場所に保管して下さい。
●直射日光の当たらない屋内に場所を定めて保管して下さい。
●子供の手の届かない所に保管して下さい。
●使用後や休憩前には、手洗いやウガイを行って下さい。
●使用中に身体に異常を感じた時は直ちに使用を止め、換気のよい場所で安静にし、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
●目に入った時は直ちに清水で洗い流した後、医師の診断を受けて下さい。
●誤って飲み込んだ時は直ちに医師の診断を受けて下さい。
●皮フや衣服に付いた時は洗い落として下さい。
●誤飲防止と食品への混入を避けるために、保管場所は食品と区別して下さい。
●使用済み容器などは、許可を受けた産業廃棄物処理業者へ処分を委託して下さい。
●河川・湖沼・下水道などへ流入させないで下さい。
●ご不明な点は当社営業担当にお問い合わせ頂くか、製品安全データシート(MSDS)またはカタログをご参照下さい。
●プレモルK-3をご使用になる前には、商品容器の表示事項をよくお読み下さい。