FRP製の電工バケットの補修に特化した専用キットです。
【特徴】
1.防水用高機能FRP樹脂
FRP樹脂は高透明で”ひずみ”の少ないFRP樹脂を使用しています。
壁面でも厚みが付きやすいフィラー混入品で作業性を高めています。
2.耐飛散タイプのガラスマット
屋外で作業しても飛散しにくい高品質のガラスマットを使用しています。
バインダー結着剤の添加率を適正化し、屋外作業でもチクチクしにくいマットを選択しています。
壁面作業が多い電工バケットの作業に適した、硬めのマットを利用し、目がでにくくタレにくい
FRP作業を実現しています。
3.硬化剤
硬化剤は、硬化開始点が早くなりすぎないタイプで、屋外作業に適しています。
4.タルク
パテ用フィラータルクは、研磨し易いノンアスベスト国産のタルクを使用。
必要量だけ、樹脂にまぜることでパテを創ることが可能です。
5.黒豚毛
黒豚毛脱泡ローラーは、曲面が多い電工バケットでも簡単に脱泡作業が行なえます。
6.高耐候性トップコート
FRP素材屋さんのトップコートは、耐紫外線に優れたトップコートです。
肉持ち性が高いので、FRP塗装面全体に強固な保護被膜を形成します。
またスリキズ等からFRPを守ることができる高機能な機能性塗装です。
【作業手順】
1.清掃
割れた箇所を清掃します。
2.研磨
#30の粗手サンディングペーパー布タイプで、サンディングします。
この際に、一方向だけでなく、縦横方向を意識すると密着性が増します。
3.マスキング
補修箇所以外をマスキングします。
4.欠損箇所がある場合
欠損箇所がある場合、防水テープなどで下地を創ります。黒いブチル面が隠れるように
両側から合わせて貼ってください。
その他、カドがとがった場所などは、ガラスマットがなじまないことがあるので、付属の防水テープにて
代用ください。
FRPのバリなどがあれば、研磨ペーパーでよく研磨して落としてください。
5.清掃・プライマー
再度清掃を行い、研磨粉などを除去してください。
場合によってはプライマーを塗布してください。
FRPのバケットであれば、研磨のみでも十分に付着します。
6.ガラスマット
パッチをあてるために、ガラスマットを予備裁断してください。
カッターナイフなどを利用します。
段差を目立たせたくない場合は、手でちぎるとより自然な仕上がりになります。
1層で約0.6-8mm程度になります。強度が必要な場合は、枚数を増やします。
3枚程度であれば、一度に樹脂を含浸することができます。
ガラスマットを養生テープなどで固定しておきます。
この際、重量がかかりますので、重量を想定して多めに養生テープで固定してください。
※固定が難しい場合、樹脂を塗ってからガラスマットを貼ることもできます。
状況に応じて変更ください。
7.樹脂制作
樹脂を使う分量だけ計量し、硬化剤を1%入れます。
最初に全部使ってしまうと途中で硬化するケースがありますので、最初の1回は少なめで制作しましょう。
カクハン時間は1分程度よくまぜてください。
8.樹脂を塗布
樹脂を塗布して行きます。
樹脂を塗布していきます。含浸までに時間が多少かかります。
飴色になったら脱泡ローラーで脱泡をしていきます。
9.脱泡
上記を繰り返し、脱泡しFRP面を作っていきます。
強化したい箇所があれば、ガラスマットを追加し、強度アップをすることができます。
10.研磨
研磨します。
11.トップコート
トップコートに1%硬化剤を入れ、よくカクハンします。
カクハン後、トップコートを塗布していきます。
塗布量は、0.4kg/�屬箸覆蠅泙后�
1�屬�400gが使用量になります。
