【下地の処理及び準備】
1.風雨や直射日光の影響を受ける屋外へ施工する場合は、当該部分に適切な養生を行います。
2.下地表面のもろい部分、ホコリ、塵、硬化不良部分、汚れ、はく離剤などは接着不良の原因となりますので、
サンディング又はブラッシングを行い、確実に取除きます。
3.下地の乾燥程度に応じて水湿しを行い、下地の吸い込みを調整します。
【混練】
1.標準混合比に従ってテラタイトFに水を徐々に加え適度な軟度に混練します。
チェック:・1回に混練する量は、60分以内に使い切れる量として下さい。
60分以上経過したものは使用しないで下さい。
【塗布】
1.張付けモルタルを下地に薄くコテで押しつけ、しごき塗りを行います。
2.左官ゴテで所定の厚みに塗布します。
付けしろが10?15mm程度ある場合は、不陸調整が可能な専用クシ目ゴテをご利用下さい。
3.圧着施工の場合、1回当たりの塗布面積は2?u以内とします。
【仕上げ材の張り付け】
1.テラタイトF塗布後すぐに仕上げ材を張り始め、張付け可能時間内に張り終えます。
チェック:張付け可能時間は環境温度により異なりますので、前もって確認して下さい。
2.張り付けた仕上げ材は、タイル張り用振動機(ビブラート)、ゴムハンマー、叩き板などを使って
充分に圧着します。
3.時々仕上げ材を剥がし、テラタイトFの付着状態を確認します。
【清掃】
1.張り付けモルタルの硬化を見計らい、仕上げ材が動かなくなった時点で目地さらえ及び仕上げ材の清掃を行います。
【施工後の養生】
1.施工完了後、3日以上外圧が加わらないように養生します。
【目地詰め】
1.3日以上養生した後、目地詰めを行います。
テラタイトFを取扱う時は、下記の項目を守って下さい。
●指定用途以外に絶対に使用しないで下さい。
●品種の異なる材料と混合しないで下さい。
●5?35℃の環境で使用・保管して下さい。
●取扱中は防塵マスクや保護手袋を着用して下さい。
●取り扱い中は、防塵マスクや保護手袋を着用して下さい。
●強いアルカリ性ですので、肌荒れやカブレを起こす事があります。直接皮フに触れないようにして下さい。
●取扱い場所及び作業箇所は換気頻度を多く行って下さい。
(施工中は窓を開け、施工後も日中は10日間前後、常に窓を開ける)
●開封したものは、できるだけ早く使い切って下さい。
●湿気を避け水濡れがないようにして、乾燥した場所に保管して下さい。
●直射日光の当たらない屋内に場所を定めて保管して下さい。
●子供の手の届かない所に保管して下さい。
●使用後や休憩前には、手洗いやウガイを行って下さい。
●使用中に身体に異常を感じた時は直ちに使用を止め、換気のよい場所で安静にし、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
●目に入った時は直ちに清水で洗い流した後、医師の診断を受けて下さい。
●誤って飲み込んだ時は直ちに医師の診断を受けて下さい。
●皮フや衣服に付いた時は速やかに洗い落として下さい。
●誤飲防止と食品への混入を避けるために、保管場所は食品と区別して下さい。
●使用済み容器などは、許可を受けた産業廃棄物処理業者へ処分を委託して下さい。
●河川・湖沼・下水道などへ流入させないで下さい。
●ご不明な点は当社営業担当にお問い合わせ頂くか、製品安全データシート(MSDS)またはカタログをご参照下さい。
●テラタイトFをご使用になる前には、商品容器の表示事項をよくお読み下さい。