【下地の確認】
● コンクリート・モルタル下地
平滑・平坦に仕上げ、施工後2週間(冬期は4週間)以上養生し、よく乾燥していることを確認します。
● ボード下地
タワミのない厚手の合板またはパーチクルボードを使用し、目違いや目地あきのない下地とします。
【下地の調整及び清掃】
1. コンクリートやモルタル下地に凸部がある場合はサンダーがけやケレン処理により平滑にします。また、凹部がある場合は、下地補修材(リフロアーFまたはフロアー240)で補修します。
2. モルタル下地のもろい部分やレイタンスは、必ず取り除いてから下地補修材(リフロアーFまたはフロアー240)で補修します。
3. 接着不良の原因となる、塗料・油・ホコリ・錆などを取り除きます。
注)
・ 塗装面・ガラス面・金属面には施工しないで下さい。
・ 水廻り及び湿気の影響が大きい場所には使用しないで下さい。
【接着剤の塗布】
1. 規定のクシ目ゴテ(クシ目ゴテ図)を用いて塗り溜まりができないように接着剤を均一に塗布します。
注) 巾木から接着剤がはみださないように巾木の上下から約10mmあけて接着剤を塗布して下さい。
2. 出隅部や入り隅部などのような強粘着が必要とされる場所には、接着剤を下地面と仕上げ材の両面に刷毛ブラシで均一に塗布します。
【巾木の張り付け】
1. 接着剤塗布後、10~15分の待ち時間をとった後ローラーなどで充分に圧着しながら巾木を張り付けます。
2. 巾木の上下部分から接着剤がはみ出していないことを確認した後、再度圧着します。
【養生】
1. 施工完了後、接着剤が硬化するまで夏期で24時間、冬期で48時間以上養生を行います。
EMハバキを使用する前に、下記の項目に注意して下さい。
● EMハバキを接着用途以外には、絶対使用しないで下さい。
● 屋外・床面・常時40℃以上となる場所には使用できません。
● 品種の異なる接着剤や水と併用及び混合はしないで下さい。
● 5~35℃の環境で使用・保管して下さい。(0℃以下は凍結します。)
● 取り扱い場所及び作業箇所は、通常の換気(日常生活の程度,朝夕1~2時間)を行って下さい。また、施工後も接着剤が硬化する迄、自然換気を行って下さい。
● 使用時には、必要に応じて保護眼鏡、保護手袋を着用して下さい。
● 一度開封した接着剤は、できるだけ早く使い切って下さい。
● 使い残した接着剤は密封したうえで、場所を定めて保管して下さい。
● 接着剤は直射日光を避け、子供の手の届かない屋内に場所を定めて保管して下さい。
● 接着剤の使用後や休憩前には、必ず手洗いやウガイをして下さい。
● 接着剤を使用中に身体に異常を感じた時には、直ちに使用を止め換気のよい場所で安静にし、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
● 接着剤が目に入った場合は、直ちに清水で洗い流した後、医師の診断を受けて下さい。
● 接着剤を誤って飲み込んだ場合は、直ちに医師の診断を受けて下さい。
● 接着剤が身体や衣服に付いた時は、石ケンで洗い落して下さい。
● 誤飲防止と食品への混入を避けるために、保管場所は食品と区別して下さい。
● 使用済み容器などは、許可を受けた産業廃棄物処理業者に処分を委託して下さい。
● 河川・湖沼・公共用水道などへ廃棄したり、流入させないで下さい。
● ご不明な点は、当社営業担当にお問い合わせ頂くか、製品安全データシート(MSDS)またはカタログをご参照下さい。
● EMハバキをご使用になる前には、商品容器の表示事項をよくお読み下さい。