【下地の調整】
●モルタル下地の場合
下地は、平坦・平滑に仕上げ、乾燥していることを確認します。
●ボード類下地の場合
タワミのない厚手の合板など表面強度の高いボードを使用し、目違いや目地あきのない下地とします。
【下地の調整及び清掃】
1.モルタル下地に凸部がある場合は、サンダー掛けやケレン処理により平滑にします。また、凹部がある場合は、
下地補修材(リフロアーF等)で平滑にします。
2.モルタル下地のもろい部分やレイタンスは必ず取除いてから下地補修材(リフロアーF等)で平滑に仕上げます。
3.下地面及び仕上げ材のゴミ・ホコリ・油分・錆・塗料などは接着不良の原因となりますので取除きます。
チェック:・若齢下地への施工は石材汚染が起こりやすいので避けて下さい。
・塗装面・ガラス面・浴槽内・常時60℃以上になる所には使用できません。
・下地に浮き水がある場合は拭き取ります。
【接着剤の混ぜ合わせ】
1.接着剤の主剤(A剤)と硬化剤(B剤)を1:1(重量比)の割合になるように容器に取り出します。
チェック:・接着剤を取り出す時は主剤(A剤)と硬化剤(B剤)では別々のヘラを使用して下さい。
・硬化剤(B剤)は空気中の水分の影響により皮張りを起こしますので、取り出し時以外は蓋をして下さい。
2.取り出した接着剤をよく混ぜ合わせます。
チェック:・一度に練りまぜる量は、可使時間内に使い切れる量にして下さい。
・一度混ぜ合わせた接着剤は保管できません。
・接着剤を加温したり溶剤などを加えないで下さい。
・主剤(A剤)と硬化剤(B剤)がよく混合されていないと接着不良や石材汚染の原因と
なりますので注意して下さい。
【接着剤の塗布】
ヘラなどを使用して接着剤を石材の裏面へ直径50mm、高さ20mm程度のダンゴ状に、約200mm間隔で点付けします。
【仕上げ材の張り付け】
1.接着剤塗布後、最下部の石材から目地の状態や不陸を調整しながら押し付けるように張り付けます。
2.2段目からはスペーサーや仮固定金具を利用して目地調整をしながら張り付けます。
チェック:・石材表面に付着した接着剤は硬化する前にシンナーなどを含ませた布で拭き取って下さい。
・張り付けは接着剤塗布後、張付け可能時間以内に終えて下さい。
・張付け可能時間は環境により異なります。
【養 生】
施工完了後、接着剤が硬化するまで1日以上外力が加わらないように養生します。
【目地詰め施工例】
1.目地詰めを行う前に石材のズレがなく又、接着剤が硬化している事を確認します。
2.目地用ゴムゴテを用いて、目地部に既調合目地材が完全に充てんされるように塗り込みます。
チェック:伸縮目地部や設備機器との取り合い部には弾性目地を充てんしますので、セメント系目地材を塗り込まないで下さい。
3.石材表面に残った目地材はゴムゴテを用いて拭き取った後、湿したスポンジで拭き取ります。
4.目地材が乾燥した後、乾いた布で拭き取り、仕上げます。
【端部の処理】
伸縮目地部や設備機器との取り合い部には、弾性目地を設けます。
チェック:・弾性目地が硬化するまでは、ホコリやゴミなどが付着しないようにして下さい。
EPS-20を使用する前に以下の項目に注意して下さい。
●塗装面・ガラス面・浴槽内・常時60℃以上となる場所には使用できません。
●接着用途以外には絶対に使用しないで下さい。
●品種の異なる接着剤や溶剤と併用・混合しないで下さい。
●一度混ぜ合わせた接着剤は保管できません。
(混合物は容器にもどさないで下さい)
●5~35℃の環境で使用・保管して下さい。
●取扱い場所及び作業場所は換気頻度を多く行って下さい。
(施工中は窓を開け、施工後も日中は10日間前後、常に窓を開ける)
●可燃性があります。使用時・取扱い場所では火気に注意して下さい。
●保管・使用時は「消防法」などに従って下さい。
●接着剤は皮フに触れたり蒸気を吸入すると、健康障害や皮フ障害(カブレ)などを起すことがあります。
使用時は保護具を着用して下さい。
●開缶した接着剤は、できるだけ早く使い切って下さい。
●直射日光の当たらない屋内に場所を定めて保管して下さい。
●子供の手の届かない所に保管して下さい。
●使用後や休憩前には、手洗いやウガイを行って下さい。
●使用中に身体に異常を感じた時は直ちに使用を止め、換気のよい場所で安静にし、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
●目に入った時は直ちに清水で洗い流した後、医師の診断を受けて下さい。
●誤って飲み込んだ時は直ちに医師の診断を受けて下さい。
●皮フや衣服に付いた時は洗い落として下さい。
●誤飲防止と食品への混入を避けるために、保管場所は食品と区別して下さい。
●使用済み容器などは、許可を受けた産業廃棄物処理業者へ処分を委託して下さい。
●河川・湖沼・下水道などへ流入させないで下さい。
●ご不明な点は当社営業担当にお問い合わせ頂くか、製品安全データシート(MSDS)またはカタログをご参照下さい。
●EPS-20をご使用になる前には、商品容器の表示事項をよくお読み下さい。