【下地の確認】
● モルタル下地の場合
下地は、平坦・平滑に仕上げ、施工後2 週間(冬期は4 週間)以上養生し、よく乾燥していることを確認します。
● ボード類下地の場合
タワミのない厚手の合板またはパーチクルボードを使用し、目違いや目地あきのない下地とします。
【下地の調整及び清掃】
1. モルタル下地に凸部がある場合は、サンダー掛けやケレン処理により平滑にします。また、凹部がある場合は、下地補修材(リフロアーF またはMG- 200 混和モルタル) で平滑にします。
2. モルタル下地のもろい部分やレイタンスは必ず取り除いてから下地補修材(リフロアーF またはMG- 200 混和モルタル)で平滑に仕上げます。
3. 下地面及び被着体のゴミ・ホコリ・油分・錆・塗料などは接着不良の原因となりますので取り除きます。
【接着剤の塗布】
1. 下地及び被着材の両面に、ハケやヘラを用いて均一に塗布します。この時、張り合わせた時の塗布位置が下地と被着材で同じ位置となるようにします。
チェック: 吸い込みの多い材料やソリの強い材料を接着する場合は2 度塗りをします。
【張り付け】
1. 待ち時間を取った後(接着剤の表面を指で触れても接着剤が指に着かなくなってから)張り合わせます。
チェック: 開放時間を取ることにより、初期接着力が高くなります。
【圧 着】
1. 張り合わせた後、ローラーやゴムハンマーなどでよく圧着します。
チェック: 床材に浮きが認められる時は、接着剤が硬化するまで砂袋などを置いて養生します。
R- 111 を使用する前に以下の項目に注意して下さい。
● 両面塗布で使用し、待ち時間を必ず取って下さい。
● 塩ビ系床材料の種類によっては、接着剤が軟化する可能性があります。
● 接着用途以外に絶対に使用しないで下さい。
● 品種の異なる接着剤と混合しないで下さい。
● 5 ~35 ℃の環境で使用・保管して下さい。
● 取扱い場所及び作業箇所は換気頻度を多く行って下さい。
(施工中は窓を開け、施工後も日中は10 日間前後、常に窓を開ける)
● 施工場所により周辺への溶剤臭気の拡散に注意し、必要に応じて周辺住民へ事前に連絡して下さい。
● 引火性があります。使用時、取扱い場所は火気厳禁として下さい。
● 保管・使用時は「消防法」や「労働安全衛生法」などに従って下さい。
● 使用時は必要に応じて保護具を着用して下さい。
● 開缶した接着剤は、できるだけ早く使い切って下さい。
● 直射日光の当たらない屋内に場所を定めて保管して下さい。
● 子供の手の届かない所に保管して下さい。
● 使用後や休憩前には、手洗いやウガイを行って下さい。
● 使用中に身体に異常を感じた時は直ちに使用を止め、換気のよい場所で安静にし、必要に応じて医師の診断を受けて下さい。
● 目に入った時は直ちに清水で洗い流した後、医師の診断を受けて下さい。
● 誤って飲み込んだ時は直ちに医師の診断を受けて下さい。
● 皮フや衣服に付いた時は洗い落として下さい。
● 誤飲防止と食品への混入を避けるために、保管場所は食品と区別して下さい。
● 使用済み容器などは、許可を受けた産業廃棄物処理業者に処分を委託して下さい。
● 河川・湖沼・下水道などへ流入させないで下さい。
● 「労働安全衛生法による表示」も合わせてお読み下さい。
● ご不明な点は当社営業担当にお問い合わせ頂くか、製品安全データシート(MSDS )をご参照下さい。